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SMARTの法則を活用して目標設定をおこなう

   

SMARTの法則をご存じでしょうか?

近年では、スターバックスがSMARTの法則を活用して有名です。

今回は、「SMARTの法則を活用して目標設定をおこなう」についてご紹介します。    

SMARTの法則って何?

SMARTの法則とは、1981年にジョージ・T・ドラン(George T. Doran)が発表した目標設定法です。

ジョージ・T・ドランは、「Management Review」において「There’s a S.M.A.R.T. way to write management’s goals and objectives」を発表しました。

SMARTの法則は、の法則はその後、ブライアン・トレーシー(Brian Tracy)をはじめ、多くの学者たちが改良し提唱されています。    

 

 

SMARTの法則は5つの成功因子からなる

SMARTの法則の5つの成功因子から構成されており、以下になります。

  

Specific|より具体的に

何に取り組むのか明確かつ具体的に書き出していきます。

誰にでもわかるようなレベルまで明確にし、誰がみても解釈や見解に誤差がでないほどまで具体的であることが望ましい状態といえます。

目標が具体的ではなく、抽象的だと目標達成する可能性は下がるでしょう。  

Measurable|測定可能な

どこまでやるかレベル設定をおこない、数値化(定量化)していきます。

目標が数字で測定できるものに変換し、目標達成度が定量的に測れることが望ましい状態です。

効果的かつ効率的で有効性の高い目標達成を実現するには、測定できる目標にすること(可視化できる目標にすること)です。  

Achievable|達成可能な

設定した内容が実際に成し遂げられそうなものにしていきます。

目標が現実的に妥当であり、今の持っている資源(リソース)で達成可能な範囲かどうか検討します。

非現実な目標設定では、未達成になるでしょう。  

Related|関連的な

目標と関連性のあるものにします。

目標が仕事などに直接関連し、取り組む意味があることなのか検討します。

そもそも目標を達成する目的は?、その先には何を見据えているのか?、何のために目標設定をする意味があるのか?を明確にすることで内発的動機づけが高まります。  

Time Bound|期間内に達成可能な

期限を決めていつまでにやるか決めます。

目標の達成期限が明確であり、なおかつ妥当に設定されているか検討します。

期限を定めなければダラダラと続けることになり、おそらくできませんでしたという状態になるでしょう。

 

   

SMARTの法則を活用した具体例:日常会話ができる英語力を身につける

「日常会話ができる英語力を身につける」をSMARTの法則で設定しなおしていきましょう。  

 

Specific|より具体的に

・外国人に話しかけられたときにきりかえせるレベルの英語力を身につける。

・外国人が道に迷っているときに自分から道案内ができるレベルの英語力を身につける。

・大好きなアメリカドラマのフルハウスを題材にして聴きとれるトレーニングをおこなう。

・英会話スクールのイーオンに1年間週2回通う。  

Measurable|測定可能な

・TOEICで790点をとる。

・英検準1級に合格する。  

Achievable|達成可能な

・英語は頑張れば話せるようになっている人はたくさんいるので達成可能である。

・8カ月後に目標設定しているので、十分に達成可能である。  

Related|関連的な

・話しかけられたときの応対や自分から話すことは英語の上達になる。

・大好きなフルハウスを見て学ぶことはモチベーション向上になるし、英語上達の近道手段である。

・英会話スクールの費用は支払いするのも負担なく、支払ったら行く気にもなる。  

Time Bound|期間内に達成可能な

・8月後の2021年8月6日までにTOEICで750点、英検準1級に合格する。    

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

SMARTの法則を使うことでより具体的かつ実現性の高い目標設定をすることができます。

ぜひ試してみてください。  

 

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