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ストレスと上手く付き合うには相談相手をつくる

   

厚生労働省が5年ごとに調査している「仕事に対して強いストレス、悩み、不安を抱えている労働者の割合」ですが、1980年代後半からみても約6割で推移しています。

100人従業員でいる企業では約60人が「仕事に対して強いストレス、悩み、不安を抱えている」ということです。

 

 

この強い「仕事に対して強いストレス、悩み、不安」は何が原因でしょうか?

調査年によって前後の変動はありますが不動のトップ3になります。

・職場の人間関係

・仕事の質

・仕事の量

 

4位からは以下になります。

・会社の将来性の問題

・定年後の仕事・老後の問題

・昇進・昇給の問題

・雇用の安定性の問題

・配置転換の問題

・事故や災害の経験

 

このように様々な原因でストレスを抱えている労働者が多いということが分かります。

 

 

次にこの「仕事に対して強いストレス、悩み、不安」を抱えている労働者に対して、仕事や職業生活に対して不安、ストレス、悩みについて相談できる人がいるかと質問をしました。

すると90%の人が相談できる人がいると答えました。

 

90%の人に「実際に相談した人がいるか」という質問をしたところ、73.8%が相談したと答えました。

 

73.8%の人に「相談したことによってストレスが解消されたか」という質問をしたところ、「解消された」が 33.0%、「解消されなかったが、気が楽になった」が 61.1%でした。

図1


この質問から相談相手がいて相談することによって約9割の人が何らかのストレスが解消されるということが分かりました。

 

 

あなたにとって相談できる相手を事前に決めておきましょう。

ストレスを感じたときにはあなたのソーシャルサポートである人にぜひ相談してみてください。

きっとあなたのストレス解消に大いに役立つことでしょう。

 

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